平安町町会(河西英彦会長)が12日、西アフリカのコートジボワール政府関係者の視察を受け入れ、同会が進める住民参加型のまちづくりを紹介した。
これは、開発途上国の政府関係者らを研修員として日本に招へいする、JICA(国際協力機構)の国別研修の一環。首都圏や関西を訪問する中で実施され、同国が平安町に訪れるのは2014年に続き2回目。長年の内戦や政治的混乱で、政府や行政への不信が続いており、地域の社会統合が必要な状態にあるという。
連携の重要性説く
当日は政府や行政関係者8人が参加。同町会は河西会長らが講師として出迎えた。
河西会長は、講義の中で、「行政などの大きな組織からは、一住民は見えない」とし、「そのために、住民、町会と順番に連携していくことが大事」と解説。町会で取り組む行事を紹介した。
参加者からは、「ボランティアにどうやって賛同してもらうのか?」「子どもたちの参加のさせ方」など多くの質問が上がり、「自分たちの国でも地区ごとに組織を発足させたい」と話した。
研修では講義のほか、平安小学校の授業やまち歩きも実施。まちづくりのヒントを学んでいた。
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