「もっと鶴見を盛り上げたい」――”地元愛”にあふれた企業や団体らがつながる場として、6月28日、鶴見「観光ネットワーク」づくり交流会が、キリンビール横浜工場内のレストランで初開催された。参加者らは「存在は知っていたが、なかなかつながる機会のない団体もいた。新しいことができそう」と、今後の可能性に期待の声も上がった。
交流会は、鶴見区と地域情報紙を発行するタウンニュース鶴見区編集室との懇談の中から生まれたアイデア。これまでの地域とのかかわりから、各団体や企業との接点をつなげ、さらにまちを盛り上げたいという思いが合致して実現した。
夢を実現する場に
当日は参加企業の一つ、キリンビール横浜工場内のレストラン・ビアポートを会場に実施。公募と声がけで集まった、鶴見区文化協会や歴史の会、大本山總持寺、鶴見法人会青年部会、区内豊岡や生麦の商店街など、31の団体・企業が出席。代表者や区役所職員ら、約70人が交流をはかった。
2部制で行われた会では、冒頭で森健二区長らがあいさつ。到着前に会った林文子市長との雑談で、今企画のお墨付きをもらったことを明かしつつ、「メンツを見ると人材の宝庫。みんなでやりたい夢を実現する場に」と話した。
その後の事例発表では、地域の企画に行政が支援する形の成功例として「鶴見ウチナー祭」、地域の団体や住民と大本山總持寺が協力して運営し、毎年5万人を集める「つるみ夢ひろばin總持寺」の各実行委員会が、それぞれのイベントを解説。経緯や連携のポイントなどを発表した。
コラボなど約束も
2部の交流会では、各団体らが自由に親交を深め、参加者によるPRタイムなどもあった。まちゼミなどを主催する生麦盛り上げ隊は、秋に予定している新イベントの企画を発信した。
各団体とも、それぞれが主催企画や多彩なアイデアを持ち合わせているだけあってか、その場で各イベントへのブース出展など、連携を約束する様子もあった。
「『観光』と名を付けたが、それにかかわらず、『鶴見のため』がテーマ。さらに発展させていきたい」と主催者。
参加者からは、「新たなアイデアも生まれそう」「継続が大事になる」「もっと多くの企業団体を巻き込めれば」といった声があがっていた。
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