海の恵みに感謝し、魚や貝を放流する「放生会」が7月27日、生麦の魚河岸通り近くにある貝殻浜などで開かれた。
放生会は、生麦魚介商組合が毎年実施。魚介を売り生計を立てていることから、命への感謝をこめて、供養と放流を行っている。
放生会の始まりは、戦後間もなくからと言われ、かつては船上からの放流や伝統仏事双盤念仏が行われていた。
放流前には毎回、貝殻浜近くの正泉寺と慶岸寺で隔年ごとに法要があり、今年は正泉寺が会場となった。
正泉寺の野澤隆幸長老は、「人間はあらゆる生物や動物の命を頂いて生かされている。それを考えると、ありがとうという気持ちが湧いてくるはず」と生き物へ感謝の気持ちを持つことの大切さを話した。
今年は、組合員や地域住民、生麦小学校の3〜4年生など、約40人が集まった。子どもたちは用意された貝やウナギに恐る恐る触れながら、海へ放流していた。
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|