鶴見区内の火災発生件数が、今年に入り52件(8月4日現在)と、市内18区中ワーストとなっていることがわかった。要因として放火とたばこが増えており、鶴見消防署が注意を呼びかけている。
鶴見消防署(山田裕之署長)によると、発生件数は前年同期から10件増加しての市内ワーストとなっている。2番目に多い港北区が45件、3番目の中区が35件で、鶴見は突出しており、過去10年間の区内平均件数44件よりも多い状態だ。
市内全体では、同日現在421件で、昨年比6件減となっている。
小さなことから行動を
種別では建物火災が9件増加。火災による死者は2人で前年から1人減少。負傷者は13人に上り、9人増えている。
主な火災原因では、「放火」が16件で最多となり、前年比7件増。続く「たばこ」が12件で同4件増となっている。
特に、過失による火災である「たばこ」は、昨年一年間でも15件だったため、今年は約8カ月でそれに迫る勢い。
鶴見消防署は、「特にたばこ火災については、昨年から増え続けている」と分析。
これまで発生した火災の中には、喫煙者の不注意によるものも多いとし、「屋外では携帯用灰皿を携行し、ポイ捨てをしない、灰皿には水を入れ、吸殻をため込まないなど、小さなことから火災を起こさないための行動をお願いしたい」と注意を呼びかける。
救急件数も増加
夏は熱中症などでの搬送が増加する救急出場件数は、8月4日現在9133件となっており。前年から99件増加。
市内全体でみると、前年比で減少は4区のみと、依然として増加傾向にある中、鶴見区は港北区、中区に次ぐ3番目の多さとなっている。
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