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横浜市 登校時に防犯パトロール 殺傷事件受け試行

社会

掲載号:2019年8月22日号

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パトロール車両のイメージ
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 川崎市多摩区でスクールバスを待つ児童らが殺傷された事件を受け、横浜市は夏休み前後の合計22日間、試験的に防犯パトロールを登校時間帯に拡充して行う。

民間警備会社に委託

 横浜市の防犯パトロールはこれまで、「青パト」など地域の防犯活動の補完的な役割として、7月から2月までの下校時間帯を中心に実施してきた。市民局地域防犯支援課の坪井豊課長は「予算的な問題もあり、児童に特化したパトロールは行っていない。あくまで防犯活動全体の支援にとどまるため、比較的安全視されている朝の時間帯は対象にしていなかった」と現状を説明する。

 登校時間帯へのパトロール拡充は、登校中の児童らが刃物で襲われた事件を受け、政府が登下校時の安全確保について国と自治体で連携し、早急に対策を講じるよう指示したことがきっかけだ。

 神奈川県警からの協力要請を受けた市は6月末、市立小学校の夏休み期間前後(合計22日間)の午前7時から8時30分まで、パトロールすることを発表した。期間中は、市が民間委託する警備車両5台が約350市立小学校周辺の通学路を10ブロックに分け、1日あたり約35校を巡回する。

実績検証し継続判断

 夏休み前のパトロールでは、事件性のある報告はなかった。市PTA連絡協議会の七海雷児副会長は「パトロール拡充は保護者の立場からも嬉しく思う。独自の見守り活動をしている地域もあるが、行政機関と連携して安全確保できれば、さらなる安心感につながるはずだ」と関係機関との連携の重要性を指摘する。

 今後の事業継続について市は「夏休み明けの8月26日から30日までの実績も踏まえて、国や市教育委員会などと検証していきたい」としている。

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