北寺尾在住の陶芸家・前田正博さん=人物風土記で紹介=による児童向けの陶芸ワークショップが、8月8日に第二こまどり学童保育=矢向=、21日に下野谷小学校の放課後キッズクラブでそれぞれ開かれ、計50人の子どもたちが体験した。
東日本大震災後の東北を皮切りに、現在は陶磁器の普及啓発も目的に、全国各地でワークショップを開催している前田さん。「地元の鶴見でも」と、区に相談を持ちかけ、今回の初イベントにつながった。
色紙でデザイン
磁器に何度も色を入れて焼く、色絵という技法で作品を生みだしている前田さん。ワークショップでは、白い磁器に赤や青、黄色といったセロハンのような転写紙を使ったデザイン体験を用意している。
8日のこまどり学童保育には、児童ら31人が参加した。「オリジナルを作って。頭の中でぐるぐるしているものを形に」という前田さんに応えるように、子どもたちはさまざまなデザインを制作。かぶとむしや花、日本地図など、「難しい」「面白い」と声を上げながら楽しんでいた。
前田さんは「このやり方なら簡単に体験できる。陶芸の入口がわかってもらえれば」と話した。
子どもたちの作品は焼成作業され、10月ごろに完成品の展示会を予定している。
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