豊岡商店街協同組合(堀江幹雄理事長=人物風土記で紹介=)は、道路愛護などに顕著な活動をした団体に贈られる国土交通大臣表彰を受賞した。8月23日、横浜市開港記念会館を会場に行われた水辺愛護会、ハマロード・サポーター全体交流会で平原敏英副市長から表彰状を受け取った。
この表彰は、毎年8月の「道路ふれあい月間」に合わせて行われているもの。道路交通の安全、道路愛護などの活動において、功績が特に顕著な民間の団体または個人に対して贈られている。今年は全国から88団体・個人6人が受賞した。
すず風舗装契機に
豊岡商店街協同組合は、長年にわたる商店街の歩道の清掃活動だけでなく、毎年8月に大規模な打ち水企画「地球を冷ませin豊岡」を実施している。
イベントは、2007年、ヒートアイランド対策の一環として商店街の道路に温度上昇を抑えるすず風舗装をしたことをきっかけに始まった。
すず風舗装は、アスファルト舗装の表面が荒く、隙間に水分を蓄えておくことのできる保水材をしみ込ませた舗装。水を撒かないと効果が薄いため、初めはアルバイトを雇って打ち水をしてもらうなど考えていたが、予算など考慮し、方向転換。商店街にある呉服店・かないやなども手伝い、学生に無料で浴衣を提供することで参加を促し、人気企画として定着してきた。
商店街や近隣の店舗、ボランティアなどが協力。参加者は年々増加し、近年は80人近くが打ち水を行っている。
今回の表彰では、活動を通じ、往来する人たちに対し、道路への関心向上に貢献したことが評価された。堀江理事長は「子どもの頃、打ち水をしていた普通の風景を蘇らせたかった。人手など課題もあるが、できる限り続けていきたい」と話した。
区内から5団体
全体交流会では、横浜市道路局と協働して身近な道路の清掃や花植え活動などを行う「ハマロード・サポーター」の事業に広く貢献した団体も市から表彰を受けた。
区内の表彰団体は以下の通り(順不同・敬称略)。
【2年表彰】▽アイザワ証券株式会社・鶴見支店▽横浜共立倉庫・綺麗にし隊
【永年表彰】▽鶴見区障害者地域作業所・虹▽株式会社日工▽首都高機械メンテナンス株式会社・新生麦事務所
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