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火災救助の区民に感謝状

社会

掲載号:2019年9月5日号

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写真右から、茂田さん、根本さん、外山さんと山田署長
写真右から、茂田さん、根本さん、外山さんと山田署長

「死なせちゃダメだ」ふき上がる黒煙の中へ

 矢向で6月に起きた火災で人命を救助したとして、鶴見消防署は8月29日、いずれも区内在住で会社員の外山紘士さん(38)と高校1年生の根本晃雅さん(15)に感謝状、鶴見消防団第6分団所属で会社役員の茂田直孝さん(53)に表彰状を贈った。

 火災が起きたのは6月29日午後6時36分ごろ。ともに80代の夫妻が住む、1階が作業所、2階が住居となっている製作所の1階部分で発生した。

 現場には、近くの尻手駅付近にいた根本さんと、近所に住む外山さんが先に到着。すでに黒煙がふき上がり、周囲には人だかりが出来ていたという。

高齢夫妻、逃げ切れず

 中では、火災に気づいた夫が、病気で寝ていた妻を2階玄関先まで引きずって運んだところで力尽きていた。

 「まだ人がいる」。到着後に知った根本さんと外山さんは、ほぼ同時に玄関に続く外階段を駆け上がった。

 一方、消防団員に配信されるメールで火災発生を知った茂田さん。自宅から近く、駆けつけるとちょうど2人が階段を上るタイミングだった。住人でなく、救助に向かっていることを確認すると、2人の後を追って加勢したという。

 煙の勢いが増す中、外山さんが妻を背負い、根本さんと茂田さんが夫を誘導。到着した救急隊に引き渡した。夫妻は軽傷、建物は1階の部分焼で消し止められた。

間一髪で救出

 煙で2階は見えず、誰がどこにいるかもわからない状態の中で行われた救出劇。「死なせちゃダメだと思った」と、根本さんと外山さんはとっさの行動を振り返る。

 「パンパン」と何かが弾ける音が聞こえる中で、「爆発もあるかもしれない」と、最悪の事態が脳裏をよぎったという外山さん。消防団員として訓練を重ねる茂田さんでも、「かなりの黒煙で危ないと思った」というほどの状況だった。

 実際、目の痛みと苦しさのため一度では救助しきれず、階下に呼吸しに戻りながら助けたという。

 現場の様子から「消防隊を待っていたら亡くなっていた可能性が高かった」と同署。山田裕之署長は「危機一髪のところだった。勇敢な行動に感謝する」と称賛した。

 感謝状などを手にした3人は「とにかく無事で良かった」と話した。

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