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馬場在勤篠原今朝男さん モンゴル医大から称号 病院建設に尽力

社会

掲載号:2019年9月5日号

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日本モンゴル教育病院と篠原さん
日本モンゴル教育病院と篠原さん

 本社を馬場に構え、物流など7つの会社を経営する篠原グループの代表取締役会長・篠原今朝男さんが、8月25日、モンゴル国立医科大学から「名誉教授」の称号を授与された。今年6月に落成式が行われた同大学付属の日本モンゴル教育病院=ウランバートル市=建設に大きく貢献したことが認められた。

 日本モンゴル教育病院は、国際協力機構(JICA)が行う無償資金協力事業で設立された。同事業は、発展途上国に返済義務を課さない資金贈与を行い、経済社会開発のために必要な施設を整備する支援形態。

地域格差が課題

 モンゴルでは、乳児死亡率、妊産婦死亡率は減少し、全体の基礎保健指標は改善しているものの、依然として地域格差が大きい現状があった。

 その要因として、診療技術が低く、医師に対する統一された教育プログラムがないなど、卒後研修体制が整っていないといったことが挙げられていた。

 本事業では、同国唯一の医療系国立大学であるモンゴル国立医科大学に、付属の教育病院を建設することで、質の高い医療人材育成の拠点を作ることができ、モンゴルの他の病院を含めた医療サービスの向上が期待される。

親日感情に感銘

 きっかけは、10年ほど前、元モンゴル大使やNPO法人の友人から、「モンゴルに病院を作る話があるが、力を貸してほしい」という相談を受けたことだった。

 話を受け、実際にモンゴルへ渡り、現地の住人と触れ合い、人柄や親日の感情に心を打たれた。「現地の国民全員が、これまでの日本のモンゴルに対する協力を知っていて、感謝していた」という。何とか病院建設の話を進めたいと感じ、その人脈などを使ってプロジェクトの要人などに働きかけ、病院建設までの道筋を作った。

 他にも、モンゴル文化教育大学への望遠鏡の寄贈や、不要になった衣服を集めて同国へ送るなど、継続して奉仕の活動を行っている。今後は、日本モンゴル教育病院のモニュメントを寄贈する予定だ。

 篠原さんは、これまでも東日本大震災直後に福島へ多額の寄付をして鶴見区長から表彰を受けているほか、ユニセフ、あいあい募金といった様々な団体に寄付を行い、奉仕の活動に力を入れてきた。

 篠原さんは「年をとるごとに、人に対する感謝の心が芽生えた。無理してはできないが、余裕のある部分で、世に貢献をする義務と責任があると思っている」とし、「日本の味方になってくれる、日本を良く思ってくれる国の力になりたいと思うのは当然」と話した。

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