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探究の時間ってなあに? 【3】 聖ヨゼフ学園小 祭りから地域の違いを知る 自らの世界を広げて
聖ヨゼフ学園小学校で行われている探究の時間は「自分で考える力」を養うため、教えられるのではなく児童自らが答えを導き出す国際的なプログラムを実施するバカロレア(IB)認定校ならではの学習法だ。
3年生69人は「ところ変わればくらしも変わる」をテーマとし、「自分の当たり前は本当に当たり前なのか」という疑問を解決するため、様々な国や地域の宗教、服装、文化などを勉強してきた。
より学びを深めるため、よさこい、七夕、ねぶた、祇園、エイサーの5つの祭りについて、班に分かれて歴史や踊りの意味などを調査。9月25日には、成果発表に向けて準備する様子を取材した。
踊りを再現
高知県のよさこいを担当したグループは、戦後、商店街に人が集まらず、同県のよさこい節に踊りをつけて集客しようと始まった祭りのきっかけと背景にある願いを学んだ。
実際に踊りを見て、児童らの発案で、踊りを分かりやすく伝えようと、はっぴをビニールで手作りし、牛乳パックなどで鳴子を表現。本番に向けて練習を重ねていた。
その他のグループも、祭りの山車を段ボールで表現したり、プレゼンソフトで発表の準備をしたりと役割分担をして自発的に学ぶ様子が見られた。
児童らは「県によって色々ある。当たり前は違う場所では当たり前でない」などと、様々な文化や生活の様子を知ることで、自らの世界を広げている様子だった。
関口梨々香教諭は「学びを通して視野が広まり、これまでとは少し違う視点でものを見れるようになるといい」と話した。
■聖ヨゼフ学園小学校(東寺尾北台11の1)【電話】581・8808
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こどもタウンニュースよこはま版4月8日 |
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