区内にある東宝タクシー(株)の大野慶太社長が会長を務める(一社)全国子育てタクシー協会の「子育てタクシー」が、9月25日、キッズデザイン賞の中の少子化対策担当大臣賞を受賞し、東京で行われた授賞式で表彰を受けた。
子育てタクシーは、(一社)全国子育てタクシー協会指定の養成講座などを修了したドライバーが乗務する子どもや妊婦に優しいタクシー。乳幼児を連れた外出サポートや、陣痛時のスムーズな送迎などを提供する。全国で150社以上が加盟、認定ドライバーは2200人に上る。
NPO法人キッズデザイン協議会が主催する同賞は、子どもや産み育てに配慮した製品・サービス活動などを対象とする表彰制度。13回目となる今年は、全国から263点が選ばれ、子育てタクシーは、優秀作品33点の中の一つである少子化対策担当大臣賞を受賞。サービスを受ける側の安心感や、規模の大きさが「日常的サービス」になっていると評価された。
出生数の半数が登録
東宝タクシーでは、協会が立ち上がった3年後の2009年に導入。初めは家庭需要を取り込むために始めたが、子育て支援NPOとの連携の中で「なくてはならない社会的意義があると気付き始めた」と大野社長。
鶴見区は特に若い世代が多く住む町で、陣痛に特化したサービスは、昨年度約1500人が登録しており、区内出生数の約半数に上る。全国的にも利用率が高いという。
大野社長は、「タクシーの運転手が子育てのパートナーになれると認められたことが一番嬉しい。取り組む仲間を増やす起爆剤になれば」と話した。
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