トレジャーハンティングinつるみで実行委員長を務めた 本間 忠志さん 江ケ崎町在住 31歳
向上心で打ち勝つ自分
○…出来るだろうか。委員長の依頼を受けた今年初めの気持ちだ。鶴見法人会青年部会の一大行事のまとめ役。5年ぶりに一会場での開催から、区内を巡るコース型に変更した。「実は引き受ける条件だった」。口にしたことで自ら課した重圧。法人会の知名度アップも目的に加え、「以前に戻すのではなく、作り替えられたかなと思う」。冒険を終えて戻った子どもたちの笑顔を振り返り、安堵する。
○…江ケ崎で生まれ育ち、高校までは野球に励んだ。卒業後、ヘルパー2級を取得。大学に通う傍ら、母が営む介護事業所を手伝っていた。もともと加盟していた法人会。7年前、誘われて青年部会に入会した。社会経験もなく、組織運営など、自分のために学びたい。そう考えていたときだった。「学ぶことばかり。他業種の話が本業にいきることもある」。現在のケアマネジャーの仕事にも、そのつながりが役立っている。
○…すでに事業を受け継ぎ、代表取締役に就く。本業関係では、区内介護事業所の約7割が所属する鶴見区訪問介護連絡会の会長も務め、地域では消防団にも所属。「自分なんかで…という気持ちはいつもある」。それでも、お願いされれば出来る範囲で受ける。「やるからには自分のためにもなるように」。向上心は旺盛だ。「母には全然帰ってこないと言われますが」と笑う。
○…「一人ではできない。一緒に汗をかいてくれる人に助けられている」。トレハンに連絡会、本業も、「人に恵まれている」と、周囲の素晴らしさに胸を張る。「もちろん仕事が最優先。でも、協力してもらったものは恩返ししないと」。まだまだ発展途上という自分自身。飽くなき向上心で、世界を広げていく。
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