区内の医療・介護従事者などから成る団体・つるみ在宅ケアネットワークによる公開勉強会が先ごろ、鶴見公会堂で行われた。当日は、人生の最終段階などをテーマに、基調講演やシンポジウムを実施。区民や関係者らが知識を深めた。
基調講演には、済生会横浜市東部病院の副院長で、救命救急センター長を務める山崎元靖氏が登壇。「そのとき救急車をよびますか?」と題し、自分らしい最期とは何かを問いかけた。
山崎氏は、1日15〜20人が救急車で運ばれてくるという東部病院で、到着後、家族らに「治療はいらない」と言われるケースが毎日あるとし、呼ばない方が良い場合もあると指摘した。「救急車は法律で応急処置が原則義務。呼んだ時点で蘇生希望になる」とし、本人はもちろん、家族や主治医、介護関係者などとの事前の話し合いの大切さを語った。
また、後半のシンポジウムでは、自分の希望を考え、話し合い、共有する取組「人生会議」をテーマに進行。医師や市職員、臨床宗教師などが異なる立場から見解を示し、「その時々で考え方も変わる。年齢に関係なく、いつでも、だれでも気軽に始めてみて」などの声があがった。
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つるぎん27日に4月25日 |
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