末吉中学校の生徒約40人がこのほど、東京五輪・パラリンピック教育の一環として、NTT主導によるバリアフリーマップ作成に協力した。参加した生徒は、さまざまな気づきとともに、「かかわれてうれしい」とした。
マップ作成は、NTT製作の情報収集ソフトを使い行われたもの。昨年のラグビーW杯の会場周辺などでも作られた。経済界から盛り上げようと、企業や自治体などを中心に進められており、中学生が学校単位で参加するのは初めてという。
末吉中は、市内30校が指定されているオリンピック・パラリンピック教育推進校の一つで、今回、市のマッチングにより、バリアフリーマップ製作に参加した。
2日間のワークショップ形式で行われた作業は、1日目に障害者による講義を実施。バリアフリーなどについて学び、2日目にまち歩きと調査を行った。当日、情報収集したのは、野球・ソフトボールの会場となる横浜スタジアムや、横浜文化体育館の周辺。歩道の幅や傾斜、音声信号の有無などを調べた。
ソフトボール部の部長を務める南場穂香さん(2年)は、「少しの変化で通れないことがあるなど、体験して大変さがわかった」と話し、「日本でオリンピックがあるのはすごいこと。携われてうれしい」と喜んだ。
情報は、NTTのユニバーサルデザインマップ「ジャパンウォークガイド」で公開される。
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|