料金所通過後の分岐部分
関連街路の拡幅や工事スペースなどの影響で整備を継続していた首都高横浜北線の馬場出入口が、今日27日正午に開通する。馬場入口から湾岸線へ７分、第三京浜道路まで５分で接続。近接する鶴見、神奈川、港北３区の住民の利便性が向上する。馬場町南部自治会の宮野昌夫会長は「便利になる。まちの活性化にもつながるよう期待している」と喜ぶ。
横浜北線は、首都高横羽線・生麦ジャンクション（ＪＣＴ）と第三京浜道路・港北ＪＣＴを結び、２０１７年３月に開通。岸谷生麦と新横浜の出入口が同時に開通していた。
馬場出入口は、全長８・２Kmの中間地点付近に位置し、菊名駅前から大口などを走る大田神奈川線とつながる。限られた広さを活かすため円形状の構造となっており、首都高では珍しい２方向から進入、分岐するタイプの出入口となっている。
首都高によると、料金所前後で合流と分岐が生じることから、安全性に配慮し、入口をＥＴＣ専用に設定した。出口は現金車も可能で、誤進入車用の緊急レーンも設置する。
また、今回開通するのは、大田神奈川線の法隆寺交差点側のみとなっており、水道道と交わる内路交差点側は同線の４車線化とあわせる形で、年内の開通を予定。右折進入ができないため、当面の間、馬場方面からは迂回する必要がある。
東名へ12分で接続
馬場入口の完成で、湾岸線から千葉方面、第三京浜から東京方面へのアクセスが向上する。
さらに、３月22日午後４時に、北線と東名高速・横浜青葉出入口をつなぐ北西線が開通。馬場入口から12分ほどで東名高速に接続可能となり、利便性が格段に上がる。
出入口に近い馬場町南部自治会の宮野会長は、「周辺は駅が遠く、車利用者が多い地域。渋滞などの不安もあるが、利便性向上は間違いない」と話した。
ＥＴＣ専用の料金所。中央は誤進入用となる予定
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