大幅な団員増加により地域防災力の向上に貢献したとして、鶴見消防団(香取正彦団長)が先ごろ、総務大臣感謝状を贈呈された。香取団長は「喜びとともに身が引き締まる。一層安心・安全のため頑張る」と話す。
総務省は全国的な消防団員数減少を踏まえ、2013年度から団員数を相当数増員させた全国約2200の消防団に対し感謝状を贈っている。今回は、女性や学生を含め団員を相当数増加させた全国43団が選ばれた。
鶴見消防団は18年4月から19年3月までに117人が入団し、充足率100%を達成。同期間では横浜市内20団中、最多増員だったことなどが評価された。
15年ぶりの100%
消防団の定員は、管轄地域の面積などを考慮して条例で定められる。鶴見の定員は550人で、充足率100%は15年ぶりだった。
18年からの一年間は、市内全体で100%を目ざしており、鶴見でも各団員が勧誘活動を展開。家族や知人から、区内事業所などに地道な依頼を続け、達成していた。
コロナの影も勧誘に力
今年は、4年の任期となる一定の役職以上が改選期となるため、70歳の定年を迎える団員が例年より増加。退団者が多く、4月1日現在、42人不足の508人・充足率92・3%となっている。
香取団長は「色々な人たちに支えられたおかげで評価された。もう一度気を引き締めて、勧誘活動を進めたい」と意気込む。一方、新型コロナウイルスの影響で、例年PRの機会にもなっているイベントなどが中止となっており、「対面でPRする場がない」と現状を憂慮。ホームページへの誘導を検討するなどしているという。
また、昨年市の消防操法大会で最優秀を受賞した第8分団が、7月の県大会に出場を予定しており、「活躍することでPRになれば」と話した。
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