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鶴見区版 公開:2020年4月30日 エリアトップへ

上末吉五丁目 医師会にマスク寄付 防災備蓄品を提供

社会

公開:2020年4月30日

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寄付品と佐々木会長(左)ら
寄付品と佐々木会長(左)ら

 上末吉五丁目町会(佐々木泰広会長)が4月24日、災害時用に備蓄していたN95マスクや防護衣などの一部資材を(一社)鶴見区医師会(芝山幸久会長)に寄付した。佐々木会長は「少しでも役に立てば」と話す。

 寄付したのは、ウイルスの飛沫を防ぎ、医療機関でも使用されているN95マスクなど165枚、防護服10着、ゴーグル9個、使い捨てのゴム手袋100枚。

 寄付は19日、役員で話し合い、「新型コロナウイルスの対応で日夜奮闘している医療機関の一助に」と決定。24日、町会が相談した区を通じ医師会に渡され、同会が区内の事情などを考慮して配布するという。

備えるきっかけに

 寄付された備蓄品は、3年前から5カ年計画として備蓄を開始したもの。地震や風水害による家屋損壊、土砂の堆積など、可能性のある災害を想定し、防塵用にN95マスクなどを揃えていた。

 計画では3年分の備蓄品がある予定だったが、年々異なる災害事例への対応で別の資機材購入が優先されたため、「1年分の備蓄しかなく、寄付が少量になってしまった」と高橋浩也防災部長は悔しがる。

 同会は、また一から必要物資を備蓄していく考え。佐々木会長は、「トイレットペーパーなどのパニック買いもあったが、非常時に入手困難になるものもある。改めて日ごろからの備蓄の意識を高めてもらえれば」と話した。

区内医療も切迫

 寄付を受けた区医師会の芝山会長は「大変ありがたい話だった。資材に貧窮する医療機関に供給したい」と謝意を示す。

 芝山会長によると、区内医療機関でもマスク、防護衣、消毒用アルコールのいずれも不足しており、職員が自作マスクで対応する機関も出ているという。また、医療崩壊が迫っているとして危機感を募らせ、「これを防ぐには、外出を避け接触感染を減らす以外に方法はない」と説明。「自粛が続き、経済的、また身体、精神的にも苦しい状況と思うが、何とかこの苦境を一緒に乗り越えていきましょう」と区民に呼びかけた。

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