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中学生にも最後の大会を 保護者が署名集める

教育

掲載号:2020年6月25日号

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雨の中、署名を集める保護者(上)とデジタル署名サイトの画面
雨の中、署名を集める保護者(上)とデジタル署名サイトの画面

 「子どもたちが未来に向かうための節目を」――生麦中学校3年生の保護者が、新型コロナウイルスの影響で中止になった各種部活動の大会や発表会などの代替大会開催を求め、署名活動を実施している。署名の宛先は神奈川県や各市町村、教育委員会を予定し、保護者らは「これまでの努力を発揮し、次の目標へ切り替える場を」と協力を呼びかけている。

 署名活動は、6月13日に始まった。開始したのは生麦中学校の保護者4人。茅ヶ崎市で5月末に立ち上がった同様の活動を知り、「横浜からも声を」と、神奈川県の部活動を頑張る中学生を応援する会を設立した。

 デジタルと手書き書面で集めている署名は、19日現在1435人分に上る。先行する茅ヶ崎市や市内の保護者などとも連携。18日には、同校出身でプロ野球・阪神タイガース所属の青柳晃洋選手もツイッターで情報を拡散するなど、日を追うごとに応援の声が集まっている。

気持ち整理つかず

 運動部では、全国中学校体育大会が4月末、県大会も5月末に中止が決定。文科系の全国中学校総合文化祭も中止が決まっている。

 「声をあげて泣いていた」。息子が野球部に所属する保護者の一人は、目標が絶たれた日のことを振り返る。

 入学後、集大成となる3年時を目指し汗を流した日々。生徒の一人は、「今もランニングなどの自主練習はつづけている」と、力を発揮する場を失った後も次に向かえない心のうちを明かす。

 保護者は「気持ちの行き場がなく、勉強にも身が入っていない」と口をそろえる。

 市内中学校の部活動は、一部制限付きで7月1日から再開するが、3年生からは、「出て練習する意味があるのか」といった声も漏れる。

一縷の望みに

 そんな中で立ち上がった署名活動。親たちの思いを目の当たりにし、子どもたちも一縷の望みを持ち始めている。

 生徒は「本当に有難い。親があきらめていないのに、自分たちがあきらめちゃいけない」と前を向く。

 生徒たちもSNSなどを使い、独自のネットワークで情報を拡散。一人でも多くの署名を集めようと動いている。

 発案者の一人で生麦中学校野球部保護者会の丸山美香さんは「どんな形でも、子どもたちが頑張ってきた証を振り返れる場を作ってあげたい」と力を込める。

 署名の期限は設けず、今後はタイミングを見て都度関係各所に提出していくという。

茅ヶ崎は第一弾提出

 茅ヶ崎では6月16日、同市長宛に第一弾として947筆の署名を提出。発起人でソフトボール部所属の娘がいる郡恵美さんは、「同じ気持ちで動いてくれる方々がいて力になる」と鶴見区の活動を歓迎。「最後の節目は勝ち負けでなく意味があるもの」とし、鶴見の活動とも連携を深めながら継続していくと話した。

デジタル署名サイト
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