江ヶ崎町内会(黒川治宣会長/世帯数約3260)は町内会加入世帯への還元として豪華賞品のあたる抽選会を実施し、9月12日と13日に江ヶ崎八幡神社の会館で商品の受け渡しを行った。
江ヶ崎町内会では毎年夏に恒例のサマーフェスティバルを実施していたが、今年はコロナウイルスの影響で中止に。その代わりに、密を避けながら楽しめるものとして企画したのがこの抽選会だった。
はずれくじなしで商品は可能な限り町内のお店から調達。抽選券は全世帯へ配布し、地区長らが抽選。9月初旬から当選番号を掲示板で貼り出していた。
当選に笑顔
12日の午後から始まった受け渡し。会場には抽選券を持った町民がしきりに訪れた。役員らは町民に「当選ですか」「最近どうですか」など積極的に声かけ。残念賞のごみ袋をもらいに来る人も多くいた。特等の掃除機をあてた近隣マンションに住む親子は「以前お祭りで抽選会をやっていたのは知っていたが、今年はないと思っていた。家で活用したい」と笑顔。1等のホットプレートをあてた女性は、「嬉しかった。コロナでどこにも行けない中、こういった楽しみがあると前向きになれる」と喜んだ。
黒川会長は「中止にするのは簡単だが、何かできることがあればと思った。顔の見える関係づくりにつながれば」と話した。今後、第2弾企画も検討中という。
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