鶴見警察署少年補導員連絡会の藤澤修さんがこのほど、関東管区警察局長感謝状を受けた。区内全小学校を対象に、毎年実施している防犯教室などが評価された。11日には鶴見署で授与式が行われ、藤澤さんは「私一人ではなく、関係してくれた皆さんの力でもらったもの」と喜んだ。
授与された関東管区警察局長感謝状は、同署によると「警察官でも簡単にもらえない。一般の人が対象になるのは珍しい」とされるもの。関東管区警察局は、47都道府県の警察署をまとめる警察庁の下に位置する組織。関東周辺の10県を管轄している。
少年補導員は、青少年の安全な暮らしや健やかな成長を守るための警察ボランティア。警察署長から委嘱を受けて活動している。
藤澤さんは、30年以上前から補導員として活動。今回評価された防犯教室は、8年前から実施してきたものだ。
教室の対象は、区内22校の公立小学校をメインとし、各学校とも全校児童向けに行っている。
近年はインターネット経由での犯罪が増えていることから、高学年にはサイバー教室、低学年には防犯教室を企画。内容も時代や社会に合わせ変更し、一人でも講義が出来るようにとマニュアルや機材を揃えるなど工夫している。
管轄エリアの全児童に対して啓発しているケースはほとんどなく、市内、県内では最も回数を重ねており、全国でもトップクラスだという。
昨年は、全国の少年補導員が集まるシンポジウムで事例紹介も行った。
人材発掘し継続
11日は感謝状に合わせ、神奈川県警本部長からの記念品もあった。
藤澤さんは「協力してくれる鶴見警察、学校警察連絡協議会、40人の補導員メンバー、みんなの支援のおかげ」と感謝。「継続のためには新しい人の加入も不可欠。活動したい人を常に募りながら、今後も取り組んでいきたい」と語った。
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|