市場大和町在住で防犯指導員の安西廣晃さん(87)が9月24日、都内で開かれた全国地域安全運動中央大会で警察庁長官と全国防犯協会連合会会長から贈られる防犯栄誉金章を受賞した。24年に渡る指導員活動などが評価された。
県内で7人
全国地域安全運動中央大会は、全国防犯協会連合会と警察庁が主催。防犯功労者や団体を表彰している。
防犯栄誉は、防犯活動歴や他団体からの表彰経験などをもとに金・銀・銅を決定。銅章は、ボランティア活動7年以上かつ県規模の団体等からの表彰受賞経験者、銀は銅受章後活動歴5年以上、金は銀章受章後活動歴3年以上の人が対象となる。
安西さんは、2006年に銅、14年に銀を受章し、金章を与えられた。今年の金章受章者は全国で94人。県内では7人だった。
安西さんは「地道に長く啓発してきたことが認められて嬉しい。皆さんの協力のおかげ。ありがたい」と話す。
和を大切に
防犯指導員は、ボランティア。犯罪への注意喚起をするキャンペーンの実施や、日常的に地域の犯罪情報を警察から聞き取り、地域住民へ情報を共有する役割などを担う。
安西さんは、1996年に鶴見防犯指導員を委嘱。会計職や、会長補佐として長年、鶴見防犯指導員連絡会の融和と団結に尽力した。後輩指導員の育成や、他の指導員と協力することで組織の充実強化を図り、鶴見区の自主防犯意識高揚と犯罪の抑止に多大な貢献をしたことが評価された。
安西さんは、鶴見工業高校出身で、生まれも育ちも鶴見。大好きな地元の安全のために力を入れてきたとし、「居心地が良い場所でないと参加したくならない。会の和を大切にしてきた」と振り返る。今後は「誰かがやらないといけないこと。体が動くうちは続けていきたい」とした。
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