区内を中心に社会奉仕活動を行う横浜鶴見北ロータリークラブがこのほど、区内のこども食堂に新米を寄付した。新米は、地域作業所を運営するNPO法人一歩舎から購入したもの。
10月21日には、令和・防災福祉ふれあい会館=平安町=の「平安・ふれあい食堂」、11月6日には生麦地域ケアプラザで行われている「なまむぎこども食堂」を訪れ、10kgずつ手渡した。
同クラブは、鶴見養護学校への備品寄贈やペンキ塗り、介護福祉施設などへ美容師を派遣するなど、多岐に渡る活動を行っている。
しかし、コロナ禍で活動が制限され、この状況下でもできる活動を模索。これまでも仕事の機会提供などで支援していた一歩舎から新米を買い取り、寄付する今回の企画が実現した。
みんなで見守る
平安・ふれあい食堂は、月に2回開催し、毎回50人程が参加。数の調整がきくからと、献立はカレーライスがメインだ。コロナ禍で4月は活動を休止していたが、スタッフの研修や感染症対策を徹底して翌月からテイクアウトのみで再開している。同食堂の河西秀彦さんは「コロナ禍で食料の寄付が少なくなっていたため助かる」と感謝を述べ「参加者にも寄付の話をして、地域みんなに見守られているんだと伝えている。心の連携にもつながる」と喜んだ。
精神的な助けに
月2回開催で各回50人程が集まるなまむぎこども食堂は、コロナ禍で3月から活動を休止した。その間も食料頒布会などを行い、7月からテイクアウトで再開。「どうしても食堂で食べたい」という声もあり、感染症対策を行いながら9月からは、イートインも可能にした。
同食堂を運営する柳瀬正勝さんは「寄付はありがたい」とし、「経済的困窮者がどのくらい来ているかは分からないが、精神的に困っている子たちの助けにもなれば」と話した。
同クラブは、「少しでも力になれれば」とし、今後も継続して支援を行っていく考えだ。
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