横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校(YSF中高)のロボット探究部が12月25日、開発した自動消毒液ロボット3台を区役所に貸与した。
同部は、中高あわせて40人ほどが所属。年に2回、国際的なロボット大会に出場するほか、地域の子どもたちにロボットを教える講座などを開いている。
感染対策を楽しく
昨年は、コロナ禍で夏の大会が中止になった。目標がほしいと模索し、「感染対策を楽しくしよう」との思いから、手をかざすと自動でアルコール消毒液を噴射するロボットを開発した。
ロボットは、大会で使ってきたレゴブロックのキットを活用。アルコール消毒の入ったボトルが内蔵される。消毒液噴射後には「ありがとうございまっせ」と声を発するところが特徴だ。贈られた3台は、区役所の2階トイレ横、4階、5階の窓口付近にコロナ終息まで設置される。
開発当初は学校見学会などで活用。しかし、消毒液の量が少なかったり、誤作動などがあったため、改良を重ねてきた。近隣の歯科や小学校に置いてもらい、区役所は3カ所目となった。
森健二鶴見区長は「区民の感染対策への関心も高まるはず。ありがたい」と感謝を述べ、同部の生徒は「地域の方の役に立てると嬉しい。もっと興味をもってもらえるよう改良していきたい」と話した。
今後は、さらに操作性をあげながら、見た目もスタイリッシュに工夫をしていくほか、外国人にも対応できるように話す言語を増やしていく予定だという。
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つるぎん27日に4月25日 |
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