鶴見区自治連合会の石川建治会長がこのほど、多年にわたる在職や、共同活動を通じた良好な地域社会の維持・形成への功績が認められ、総務大臣賞を受賞した。
同自治連合会は、区内124の自治会・町内会が入る地区ごとの17の連合会を束ねた組織。
表彰は、自治会・町内会などの地縁団体の代表者に贈られるもので、総務省が毎年実施する。
今年度は、44都道府県150人が受賞し、神奈川県では石川会長を含む7人が選ばれた。コロナ禍で式典が中止になったため、昨年12月、森健二鶴見区長から表彰状が渡された。
石川会長は、自治連合会会長に就任して3年弱。住んでいる東部本宮町会会長は30年、連合会会長も22年ほどになる。7年ほど前までは鶴見区工業会の会長も務めた。生まれ育った生麦の文化を後世に伝えていきたいと、杉山神社奉賛会や、蛇も蚊も保存会など、様々な地域の会長職を兼任する。
仲間のおかげ
これまでも様々な賞の話が来ていたが、断っていた。「賞をもらうためじゃなくて、一緒にやってる仲間のために活動しているから」と熱い思いがにじむ。「でも今回は断れないと思ってね。自分じゃなくて、仲間みんながもらった賞だよ」。
1934年創業の製造業・(株)イシカワの二代目。今は、取締役相談役として現役で会社に通いながら、地域活動に尽力。多忙で出られない会議には、代役を頼み、仲間を頼りつつこなしてきた。「理解して、支えてくれる。本当に良い仲間に恵まれたよ」。
できる方法を
地域の行事は昨年はコロナ禍でほとんど中止。「寂しいという声も多い。仕方ないこともあるけど、できる方法を考えていきたい」。地域や仲間のためを思う強い気持ちに栄誉が贈られた。
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