国際バカロレアPYP校の認定を受けている聖ヨゼフ学園小学校(荒屋勝寿校長)=東寺尾=の6年生が2月26日、学習の集大成を発表するエキシビションを行った。
国際バカロレアはスイスの同機構が提供する教育プログラム。同校が実施する探究の授業は、児童らが選んだ身近な問題をテーマにし、アンケート調査など主体的に学びを深めるもの。これまで体育館でグループごとに分かれて行われてきた発表だが今年はコロナ禍のため各教室などを使い、一人ずつウェブ会議ツールZOOMで配信。保護者や他学年に閲覧IDを伝える形で実施された。
昨今の社会情勢考え
子どもたちのテーマはウイルス感染、ネット社会など多岐に渡った。
世界には学校に通えない子どもがいるという事実を知って、教育格差を調べた児童。貧しく、働く必要があることを学んだ。様々な働き方があり、楽しんでいる子どももいると考えた上で、それでも解決すべき問題だと言及。児童労働などについて知ってもらうためのパンフレットを作るなどして啓発を行った。
アメリカで黒人が警官に殺害されたニュースを見て、人種差別をテーマにした児童は、日本には差別がないのか調査。身近なところでアンケートを取り、差別があると考えた児童は、身の回りで起きていないか注意することが大切とした。
荒屋校長は「機器など整え、やっとここまできた。個人発表となったが協力して良いものを作ってくれた」と話した。
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