鶴見警察署管内の三角交番が3月末に統合されることに伴い、4月から同交番近くの3カ所で「アクティブ交番」の運用が開始される。3月1日には、ナイスパークステイツ横濱鶴見の敷地内=佃野町=で住民説明会が行われた。
アクティブ交番は、神奈川県警察による交番統廃合の代替手段として今春から県内12カ所で導入されるワゴンタイプの車両のこと。
普段は、所定位置に駐車され、張り出したテントの下に机と椅子を設置。拾得物の届け出や住民からの相談受付など、これまでの交番業務を引き継ぐほか、事案発生時には現場へ向かうパトカーの役割も担う。
鶴見署に導入されるアクティブ交番は「鶴翼号」と命名され、ナイスパークステイツ横濱鶴見敷地内、豊岡小学校正門前、(株)グリーンフィールド前=諏訪坂=の3カ所いずれかに開設。交番勤務員2人体制で対応する。
説明会に参加した豊岡地区連合会の木佐美信行会長は「ツートンカラーを見るだけでも犯人は警戒するはず。今後、近隣の開設場所を増やしてくれると嬉しい」と話した。
柔軟な治安維持活動
県内の交番配置数は2003年を機に減少傾向。区内でも直近で2019年3月に原交番=生麦=が閉所し、生麦交番に統合されている。
その背景には、交番等施設の老朽化による建て替え、襲撃事件など昨今の治安情勢を考慮した交番勤務員複数化の必要性などがある。
統合により人員を集約することで事件事故への対応力強化を図るほか、時代によって変化する住宅・交通事情等に即してより柔軟に治安維持活動を展開。諸課題がある中でも人や時間をより有効に活用し、地域の治安を維持し続けることを目指すという。
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