鶴見消防署(下枝昌司署長)は、2月に発生した救助活動事例で人命救助に尽力したとして、鶴見区役所職員の田村栄祥さんに感謝状、対応した消防署員に表彰状をそれぞれ授与した。3月29日に同署で贈呈式があった。
迷わず119番
2月に起きた事例は、区役所1階で発生。70代男性を救命した。
来庁者から人が倒れている旨の連絡を受けた田村さんは、すぐに119番通報。状況を説明しながら現場へ向かった。呼吸が止まっていたことから、電話越しに方法を聞きながら胸骨圧迫を実施。救急隊を待った。
本来対応するはずの救急隊は活動中で到着までに時間を要する状況だったため、在庁署員がすぐに現場へ。田村さんが行っていた胸骨圧迫を引き継ぎ、AEDを使用。その後、救急隊が到着し、男性は一命をとりとめた。すでに社会復帰もしているという。
田村さんは「救急車を呼んだ経験はあったが倒れている人は初めて。冷静になることを心掛けた」と話し、同署は「勇気ある行動と迅速な対応が救命につながった」と謝意を示した。
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つるぎん27日に4月25日 |
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