鶴見区自治連合会ら5団体が3月29日と30日、神奈川県警察本部長と鶴見警察署長に対し、移転も含めた鶴見警察署庁舎の建替えに関する要望書を提出した。関係者らは「まずは第一歩。長い話になると思うが、次世代に道筋をつけられれば」と話す。
要望書を提出したのは、鶴見区自治連合会(石川建治会長)、鶴見区工業会(寺嶋之朗会長)、(公社)鶴見法人会(大島正之会長)、鶴見区商店街連合会(小高信一会長)、鶴見地区警察官友の会(遠藤一郎会長)の5団体。29日に県警察本部長、30日に鶴見署長に手渡した。
書面では、40年という築年数のほか、人口や対応案件の増加にともない、庁舎の狭あい化が顕著と指摘。それにより窓口の混雑や、相談部署の複雑な配置につながり、バリアフリー化の遅れもあり、利便性が低い状況にあるとした。
耐震不足も記し、災害時の救出救助、交通対策の拠点として、署員の安全確保なども懸念されるとした。また、建替えにあたっては、「区民にとって利用しやすく大規模災害時の拠点に相応しい立地への移転も含めて」と、現在地に限らない柔軟な対応を求めた。
区民の誇りに
現在の鶴見警察署は、1980年12月に完成。鉄筋コンクリート5階建てとなっている。
30日、要望を受けた鈴木雅己署長は、県内の築年数順では、さらに古い署があるとしたうえで、「まちの方々が考えてくれるのは有難い。長いスパンになるが、思いを受け止め、本部に働きかけていく」と応えた。
新型コロナウイルスを考慮し、5団体の代表として出席した区自治連の石川会長は「利用させてもらう立場だが、やはり区民にとって誇りになるものがいい」と話した。
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