馬場在住の津久井茂充さん=人物風土記で紹介=の制作した仏塔模型の展示会がこのほど、馬場地域ケアプラザで開かれた。実物の30分の一の大きさで精密に再現された仏塔5つが飾られ、初企画にも関わらず、4日間で120人が訪れる盛況ぶりだった。
展示された仏塔は、旧燈明寺三重塔=横浜市=、出羽神社五重塔=山形県=、水澤寺六角堂=群馬県=などの5つ。
仏塔作りは、材料となる木材を揃えるところから始まる。建物を修理する際などに用いられる資料をもとに、塔の中まで正確に再現。中を見ることができるように考えて作られており、一つ完成するまでに1〜2年かかる力作だ。
津久井さんは定年を機に始め、これまで作った作品は11に上る。現在12作品目を制作中だ。有名な仏塔は制作のキットも販売しているが、津久井さんのこだわりは全て一から作ること。そのため、あまり有名でなく、美しいものを厳選しているという。
男性の来館者増
企画は、津久井さんが「社会見学の会」という男性サークルに所属していたことがきっかけ。自己紹介で仏塔模型を作っていると話したことからケアプラザが「広く見てもらえる機会を」と場所を貸し出し、実現した。
男性の利用者が少ないという課題を抱えていたケアプラザだが、企画には一度も施設を利用したことのない男性の姿が多かったという。ケアプラザは、「連日見に来てくれた人もいたほど。またぜひ開催してほしい」とし、津久井さんは「まだ納得できている作品はない。それを作ることが目標」と話した。
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