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3月28日
東寺尾北部町内会(1200世帯/山田初男会長)がこのほど、防災に役立つ情報などを盛り込んだ町会案内のパンフレットを作成し、配布を開始した。「新住民はもちろん、会員の皆さんにも知ってほしい情報。いざという時に活用してもらえれば」と話す。
作成したパンフレットは、新住民向けと既存会員向けの2種類。会員向けは役員氏名、新住民向けには組織体制を掲載するなど内容を分けた。
同町内会では、もともと5年おきに更新し、住民に配布していた役員名簿があった。専門の業者に依頼し作成を重ねてきたが、個人情報保護の観点に加え、聞き取りで活用されていない実態が判明したことから、2014年度以降、作成を止めていたという。
「代わりのものをと思っていたが、妙案が出てこなかった」と山田会長は振り返る。
そんな中、2019年に入会し、今回、主に製作を手がけた防災部長兼副会長の松本真治さんが、会長らの意向も受けて着手。加入している地元消防団とも連携し、防災情報も盛り込んだパンフレットを完成させた。
AED場所、Q&Aも
A4サイズの表紙込み8ページで仕上げた。活動の写真とともに年間行事を紹介。目玉は、見開きで掲載した2種類の防災地図だ。
片側には、消防団からの情報をもとに、区域内の消火栓や防火水槽の位置、スタンドパイプ式初期消火器具の設置場所を記載。もう片側には、AED設置場所や、防災倉庫、掲示板の場所なども記した。
また、「災害時に火災発生の可能性があるこのエリアで、最初に逃げる先が地域防災拠点と思っている人が多い」と考え、「大規模火災発生時は広域避難場所に逃げる」と啓発文も添え、各方面の避難先も加えた。
さらに、背表紙では町内会の加入方法や制度の話、ゴミ置き場の整備など、暮らしの中での疑問をQ&A方式で載せるなど工夫した。
今後は隔年で情報を更新していく予定で、「新しく造成している場所もある。加入促進に活用していきたい」と山田会長は話している。
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