芸術系部活の在校生は毎年行われてきた文化祭「鶴陵祭」がコロナ禍で中止になるなど、発表の場が少なくなっている。
行事が軒並み中止
写真部は、20人弱で活動。同部は、学校行事で生徒の撮影を任されることが多かったが、コロナ禍で昨年は行事が軒並み中止。部員が集まって撮りに行く撮影会もなくなり、個々人での活動がほとんどとなっていた。
中村潤平さん(3年)は、「発表の機会も少なくなっていたため、今回の芸術展は嬉しい」と笑顔。電車を撮影するのが好きな中村さんが出品するのは『日常』というタイトルで車掌の背後から車体を映した一枚。作品について「いつもとは違う感じで撮影してみようと思った。様々な人に見てもらえれば」とし、「今は神奈川や東京など近隣が多いが、コロナや受験が落ち着いたら遠くに撮りに行きたい」と今後について語った。
出品に思い
美術部は、3人の部員が活動。展覧会などに向け制作に励んでいるが、コロナ禍で例年の展示会が中止になるなど、影響を受けていた。
人のイラストを描くことが多いという田中優弥さん(3年)が今回の芸術展に出品するのは色鉛筆も使った水彩画『No.6』。中学卒業時に描き、好きなイラストレーターの色使いを初めて使えるようになったと感じた作品だという。
受験で満足に絵が描けていないという田中さん。「成長を感じていると過去の作品を出品したくなくなるから、スランプ気味」とこぼし、「落ち着いたら人の激しい動きや廃墟を描いてみたい」と意欲を見せた。
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つるぎん27日に4月25日 |
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