一方、昨年一年間の鶴見署管内における65歳以上の高齢者の交通事故は、152件発生。コロナ禍の外出自粛などを理由に、前年から51件減となっているが、依然として約3割を占める状況となっている。
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鶴見署交通課は傾向として、「件数は子どもが増えているが、高齢者は事故における死者の割合が高い」と説明。体重が軽く俊敏な子どもと違い、高齢者は回避できないまま巻き込まれるケースがほとんどのためだという。
実際、県内全体でみると、昨年の全事故(2万630件)に占める高齢者事故の発生割合は34%(7012件)となっており、死者数は全140人のうち56人に上り、実に4割を占める。
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自動車や歩行者など事故時の種別を一昨年と比べると、51件の全減少数のうち、最も多いのが自動車の41件で、コロナによる外出自粛で遠方へ行く機会が減ったことが要因と考えられる。
近隣の移動で使用する自転車、原付は横ばい、歩行者は5件減のみだったことも、本質的には改善につながっていない状況といえる。
同課は「特にコロナ禍で運動不足の高齢者も多いはず。自転車でも歩行中でも、無理な横断はしないなど、ルールを守ることで事故を防いでほしい」と話した。
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