高齢者へのワクチン接種が続く中、2年連続で”マスクの夏”がやってくる。鶴見消防署は、本格的な暑さを前に、熱中症の予防対策を啓発。今年は梅雨時期の気温が高くないことから搬送数が少なく、「暑さに体が慣れていないので、梅雨明けすぐのタイミングは特に注意が必要だ」と喚起する。
鶴見消防署によると、区内の熱中症搬送数は6月末の速報値で、5月2件(昨年同数)、6月1件(同2件減)。昨年と比較して変化は少ないが、市内全体で見ると、6月は96件だった昨年から54件減少。昨年よりも気温や湿度が低いことなどが理由とみられ、多くの人が暑さに慣れていない状況を示している。
低温後が危険
熱中症の予防のためには、徐々に体を暑さに慣れさせる暑熱順化が必要とされるが、急激に気温が上昇した場合、この暑熱順化がうまくいかないことが予想される。つまり今年は、梅雨明け後に気温が急上昇した場合、熱中症のリスクがより高まるのだという。
実際、昨年の鶴見区では30度超えが6日のみだった7月の4件から一転、梅雨が明けた8月には88件と急増している。
同署は、「マスクによる影響もないとは言えない」としつつ、「涼しい服装、日傘帽子」「こまめな水分補給」「日頃からの健康づくり」「部屋の温度管理」「屋外で人と2メートル以上離れている時は適宜マスクをはずす」といった予防対策を呼びかけている。
|
<PR>
鶴見区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
ログハウスでこいのぼり工作4月18日 |