鶴見警察署少年補導員連絡会の会長に就任した 門倉 卓雄さん 菅沢町在住 65歳
子どものため、試行錯誤
○…青少年の安全や健やかな成長を守るために活動する同会。見回りのほか、区内の小学校を回って行う非行防止・サイバー教室はコロナ禍でもリモートなど工夫を凝らして継続している。会長に就任し、「挨拶文を徹夜で考えたりしたよ」と冗談交じりに笑う。「会長だからって偉くなったわけじゃない。どの会でも皆で協力してやるものだから」。対等な目線で会をまとめる。
○…平安小、市場中と通った。父親が市場地区連合会やPTA会長を務めていたこともあり、幼い頃から町には知り合いがたくさんいた。「家に帰ると校長先生がいたりしてね。嘘もつけなかったよ」と振り返る。これまで母校のPTA会長や横浜市のPTA役員も務めた。「頼まれると断れなくて」と笑うが、背景にあったのは「子どものため」。「おかしいことは話し合って変えていかないといけない」。教育の制度などについて、様々な人と意見をぶつけ、子どものためを第一に考えてきた。
○…普段は地元の日野交通(株)で働くタクシードライバー。もともと京都のホテルにいたこともあり、接客は好き。「色々な人と出会えるからね」。休日は妻とドライブを楽しむ。高校生の孫がおり、「何言ったってゲームばっかりで聞かないよ」とぼやくその顔は優しい。
○…最近の子どもたちが被害にあうサイバー犯罪。悪徳サイトに引っかかったり、SNSの言葉の受け取り違いで揉め事になったりと、枚挙にいとまがない。「巻き込まれないよう知識をつけてほしい」。講義内容を定期的に変えるなど、今後も工夫していきたい部分は多い。「そのためにも、保護者や地域との連携を密にしていきたい」。子どもたちのために、奔走する。
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