長年にわたり防犯指導員を務める佐々木一夫さん(91・下末吉在住)が、先ごろの秋の褒章で藍綬褒章を受章し、12月3日、鶴見警察署で伝達式が行われた。防犯指導員の受章は区内で初めてという。
防犯指導員は、地域の防犯、各種啓発に取り組むボランティア。地区連合会ごとに原則一人が推薦され、警察署長、防犯協会長からの委嘱を受けて活動する。
休まず継続
佐々木さんは、1991年に委嘱を受けた歴30年になるベテランの指導員。活動継続25年となった2016年には、警察庁長官と全国防犯協会連合会会長から贈られる防犯栄誉金章を受章している。
これまでに、鶴見防犯指導員連絡会の会長を務めた経験もあり、地域の安心・安全のために尽力してきた。
自営業のかたわら続けてきた活動は、「ほとんど休んだことない。生まれ育った鶴見のためかな」と佐々木さん。
町会に情報を持ち帰り啓発することが、防犯の住民代表的役割だという指導員の仕事。「影の存在。裏方だよ」としつつ、「これで少しは光があたるかな。一生懸命活動する皆さんのおかげでもある」と受章を喜ぶ。
同協議会の小澤稔会長は、鶴見の指導員として初の受章に、「誇らしく思う。みんな喜んでいて、励みになる。今後も佐々木さんには、若い人たちにも防犯の大切さを教えてもらえれば」と話した。
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