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人・まち・デザイン賞 区内から3件が受賞 魅力あるまちづくりを表彰

社会

掲載号:2022年5月26日号

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コロナ禍前の活動の様子
コロナ禍前の活動の様子

 魅力あるまちづくり推進を目的に市が隔年で実施する「第10回横浜・人・まち・デザイン賞」で、鶴見区内から2団体と1事業者の受賞が発表された。5月23日に表彰式が行われ、各団体の代表者らが表彰を受けた。

 「地域まちづくり部門」と「まちなみ景観部門」の2部門で表彰する同賞。区内からは、地域まちづくり部門で、「ケアサークルみま〜もすえよし」と「熊野の森もろおかスタイル」が受賞。まちなみ景観部門では、「馬場花木園と旧藤本家住宅」が受賞した。

地域で顔の見える関係を

 みま〜もすえよしは、末吉地区や周辺の医療・福祉分野の専門職と民間企業が連携し、高齢者の見守りや顔の見える関係づくりの構築を目指している。2010年に活動を開始し、勉強会などを通じて地域住民と連携を深め、高齢者の孤立や徘徊時に助け合えるよう「地域見守りカード」の発行などふれあいを行ってきた。同会の運営委員長を務める江田隆子さんは今回の受賞について、「これまでの活動が評価されて嬉しい。買い物をしていると声を掛けられるなど、地域で輪が広がってきた感触がある。この2年はコロナ禍でイベントができていないが、今後また地域の方々と交流を重ねていきたい」と語った。

持続可能な社会目指し

 熊野の森もろおかスタイルは、東日本大震災をきっかけに地域のつながりづくりと環境や自然エネルギーをテーマに活動している。次世代に豊かな自然環境を引き継ぎたいと耕作放棄となっていた畑を、「ミソノガーデン」として開墾。コロナ禍でも屋外の農作業には近隣の子どもから高齢者まで多くの参加がある。参加者らは畑を通じて環境について考え、家庭の野菜くずを畑で堆肥にすることでごみの減量にもつながっているという。代表の肥後貴美子さんは「楽しみながら農作業をし、顔見知りになることで災害時の助け合いにもつながれば」とする。

地域の隠れた名園

 景観部門で受賞した馬場花木園と旧藤本家住宅。旧藤本家住宅は江戸末期から明治初期に建築された貴重な遺構で、農家の屋敷として近年まで住み継がれ、特定景観形成歴史的建造物にも指定されている。受賞の講評では、同園の周辺住宅地に溶け込むようデザインされた和風庭園や、旧藤本家住宅の郷愁を誘う茅葺き、囲炉裏のある古民家がかつての農家の姿と暮らしを彷彿とさせ、この地域の懐かしい原風景として評価された。

活動場所の畑に立つ代表の肥後さん(中央)ら
活動場所の畑に立つ代表の肥後さん(中央)ら
馬場花木園と旧藤本家住宅
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