市場西中町防災対策
国土強靭化の先導事例に
住民主体の取組みを評価
4月25日
市立豊岡小学校3年4組の児童が6月26日、地元の豊岡第三町会主催の清掃活動に初めて参加した。総合的な学習の時間で「ゴミすてやめようプロジェクト」に取り組む同クラス。同町会の春山和代会長は「児童たちがまちの美化に関心を持ってもらえて大変ありがたい。これからもまちの美化に関心を持ち続けてもらえたら」と期待を寄せた。
同クラスは、社会の授業で自分たちの住むまちを調べる中で、「良い所も沢山あるけれど、登下校時にゴミが落ちている」ことに着目。そこから、総合的な学習の時間を使って「ゴミをなくして住みやすい、キレイなまちにしよう」と、同プロジェクトを発足した。
プロジェクトを進める中で、改めてまちの実情を調べてみると、学校区内の各町会が清掃活動をしていることを知り、自主的に参加する児童も出てきた。そこで「まちの人たちが沢山清掃活動をしてくれている」ことを知り、改めて話を聞いてみたいと町会長に相談。そして、豊岡第二町会の木佐美信行会長と同三町会の春山会長を6月21日に教室に招いた。
児童たちは「どんなゴミがまちに落ちているのか」「なぜゴミを捨てる人がいるのか」など様々な疑問を尋ね、木佐美会長は「まちにゴミが落ちていると、それを見た人が『ここは捨てていいんだ』となる。だから、普段からキレイに保つことが大切」と呼びかけた。
清掃に11家族が参加
そして、ちょうど週末に第三町会の清掃活動があることを知り、日曜日にも関わらず同クラスの児童11家族が参加した。
毎年6月と12月に行われる同町会の清掃活動。今回は児童家族を含め73人が参加し、豊岡小学校の周囲を軍手、トング片手に清掃して回った。参加した児童からは「タバコの吸い殻が多かった。ゴミも多かったけれど、普段キレイなのはまちの人たちが清掃してくれているおかげと感じた」との声が聞かれた。春山会長は「皆すごく協力してくれた。この様な活動で地域の顔の見える関係を築いていきたい。児童たちが今後もまちの美化に関心を持ち続けてもらえたら」と笑顔で語った。
同クラスでは今後、まちの美化を呼びかけるポスター作りに取り組みたいとしている。
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