市立生麦小学校(小倉孝行校長)の児童たちが、世界の難民キャンプの子どもたちに服を届ける活動に協力し、寄付を募っている。7月20日には、地元の生麦地域ケアプラザにも回収ボックスの設置を依頼。小倉校長は「ポスターを作って地域に協力を呼び掛けるなど、コロナ禍でも頑張っている児童たちを応援してもらえたら」と話している。
この取組みは、ユニクロ等を展開する(株)ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と共に行う「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに、同校が協力したもの。子どもたちが主体となって校内や地域で着なくなった子ども服を回収し、同社が難民など服を必要とする人々に届ける。
同校では、コロナ禍で児童たちの校外活動が難しい状況の中で、何かできることはないかと模索していたところに同プロジェクトを知り、参加を申し込んだ。校内の保健委員会の児童たちが中心となり、全校生徒に協力を呼びかけ、クラスごとにポスター作りや、服の回収ボックスのデコレーションなどに励んだ。
そして、ポスターは学校区内の自治会町内会に掲示板や回覧板などで周知してもらうよう依頼。また、回収ボックスは校内に設置したほか、7月20日には個別支援学級の児童たちが生麦地域ケアプラザを訪れて設置をお願い。児童たちは「服がいっぱい集まるといいね」と期待を寄せた。
回収ボックスは同校と同ケアプラザ、学童保育ひまわりクラブの3カ所に設置されている。期間は11月24日まで(学校での回収は8月3日から16日を除く平日のみ)。回収できる服は、子ども服全般。サイズやブランドは問わない(下着や小物類は不可)。洗濯した上で同校などに持参を。
小倉校長は「プロジェクト参加にあたって児童たちは、難民の子どもたちについて学んだり、どうやったら多くの人に協力してもらえるかなど、一生懸命考えて、取り組んできました。ぜひ児童たちの頑張りにご協力いただけたら」と呼びかけている。
同校では、2学期にもプロジェクトを盛り上げるための活動を続けていきたいとしている。
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