10月20日に行われるプロ野球ドラフト会議を前に、鶴見中央在住で県立大師高校(川崎区)の澤田寛太投手(3年・18)がプロ野球志望届を提出する意思を固めた。12球団のスカウトからの熱い視線が注がれる逸材だ=9月12日起稿。
「せっかくのチャンス。プロを目指したい」と澤田投手は意気込みをみせる。志望届けは9月中旬の縁起のいい開運日に提出を決めている。ドラフトにかかれば、同校初のNPB(日本野球機構)所属の初のプロ野球選手となる。
身長186センチ、体重86キロで右投げ右打ち。MAX147キロのストレートとカーブ、カットボール、シンカー、ツーシームなど6種類の変化球を操る。
鶴見小、鶴見中学校を経て、同校へ入学。当時は「社会人野球で続けられればいい」程度の思いだった。昨年、甲子園を目指す夏の県予選では鎌倉学園戦で好投し、メディアにも取り上げられ、自信をつけた。秋になると驚異的な奪三振数を積み上げ、各球団のスカウトの目に留まるようになり、自然とプロを意識するようになった。
この1年はわき腹を痛め、回復に時間がかかった。6月中旬から夏の大会に臨んだが本来のピッチングを見せることはできなかった。現在も回復の途上だがここにきて痛みも無くなり、球速は最盛期の6〜7割程度まで戻ってきた。フォームも一から学びなおし、手ごたえを掴みつつある。スカウトの評価も依然として高い。小山内一平監督によると、澤田投手は長打力もあり、打者としての才能を買うスカウトもいるという。
ソフトバンクのエース、千賀滉大投手の投球スタイルを意識し、「日本一の投手になりたい」と話す。プロの世界でプレーできたとしたら、オリックスの吉田正尚選手との対戦を夢見ている。
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つるぎん27日に4月25日 |
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