灯ろうに灯りをともし、先祖を供養する仏事・盂蘭盆会が7月31日、佃野公園の鶴見川沿いで行われた。鶴見区仏教婦人会(生方文会長・光瑞山天王院=人物風土記で紹介)が主催したもの。
盂蘭盆会は戦後、区内での福祉活動を推進するために設立された同会が1952年から実施している恒例行事。場所や名称を変更しつつ毎年この時期に行われている。
過去には、鶴見川に灯ろうを流したこともあったが、現在は環境に配慮し、希望者の紙灯ろうを河川敷に並べ、区仏教会の僧侶たちが法要を行っている。また、紙灯ろうは、鶴見区障害者地域活動ホームもとみやの利用者によって作られたもので、売上の一部は能登半島地震の被災地への寄付に充てられる。
当日は多くの地域住民らが見守る中、戒名や名前の書かれた紙とうろう約800個が河川敷沿いに並べられた。
あいにくの大雨となったが、僧侶たちは傘をさしながら般若心経を唱え、多くの参加者たちが手を合わせた。生方会長は「悪天候でも無事に終えられて良かった。皆さんがご先祖に思いをはせる機会となれば。大切な行事なので、今後も続けていきたい」と語った。
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