神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2018年9月13日 エリアトップへ

第14代鶴見消防団長に就任した 香取 正彦さん 獅子ヶ谷在住 61歳

公開:2018年9月13日

  • LINE
  • hatena

家族背に、”いざ”を守る

 ○…8月30日、横浜市長からの辞令を受けた。副団長を務めていた約3年、団長の仕事を間近で見て、代行も経験した。それでも感じる重責。「災害時、団長の動き一つ、判断一つで大きく事態は変わる」。地域防災の要と言われる消防団の責任者。「もう一度改めて、自分なりに何ができるか、考えたい」。入団39年目の大役に身を引き締める。

 ○…生まれも育ちも獅子ヶ谷。父も団員だった。「背中を追うっていうわけじゃないけど、代わりに入った」。自分のまちは自分たちで守るという地域防災。やりがいは大きく、仕事が忙しいときも辞めたいと思ったことは一度もなかった。獅子ヶ谷などが担当地域になる第8分団に所属し、分団長や本部部長なども歴任。「すべては家族のおかげ」。自営業者や会社員などから成る消防団の訓練は、夜間や土日がほとんど。「娘には、大変なのはお母さんなんだからと言われる」。苦笑いしつつも、「活動のために一番必要なのは家族の理解」とする言葉に、長年の感謝の気持ちがにじむ。

 ○…普段は、米店の店主。戦後、配給所が民営化された時代から父が営んできた店を受け継いだ。家業と消防団の活動とで、ほとんど休みはない状態。「家族からは、いなくて当たり前だと思われている」と自嘲する。

 ○…自然災害が多い近年。「公設消防にも限界がある」。すべての団員が、資機材の取り扱いなどの基礎をこなせるよう、底上げに力を入れていく考え。時代の流れもあってか、成り手の少ない状況も、地道なPRで解決を目ざす。まずは、現状約9割で、市内18区中最下位という充足率を100%にするのが目標だ。「ただ、本当は、我々の努力が無駄になるのが一番良いんだけどね」。平穏を願いながら、今日も”いざ”へ備える。

鶴見区版の人物風土記最新6

中西 実さん

鶴見警察署の署長に新しく就任した

中西 実さん

区内在住 57歳

4月18日

河原 公一さん

4月20日に「春まつり」を行う馬場花木園で園長を務める

河原 公一さん

馬場在勤 63歳

4月11日

鈴木 彩香さん

2023年度の横浜市男女共同参画貢献表彰で「ユース賞」を受賞した

鈴木 彩香さん

鶴見区出身 34歳

4月4日

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook