県政報告ひでしの「実績で勝負」㉟ 障がい者スポーツの中心へ新団体設立提言が実現 公明党 鈴木 ひでし
日本のパラ選手活躍と現状
東京パラリンピック競技大会開催まで2年を切りました。
今年の夏は、過去に例のないような猛暑となりましたが、パラスポーツの世界でも、今年8月にオーストラリアで開催されたウィルチェアーラグビーの世界選手権で、日本代表チームが初優勝を飾るという、私たちの心を熱くする素晴らしい活躍がありました。選手並びに関係者の方々の御努力に敬意を表したいと思いますし、今後の活躍が益々期待されます。
しかしながら、パラスポーツの現状ということでは、障がい者スポーツを知らない人や見たことのない人も、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。
また、障がい者スポーツをする人もそれほど多くないのが実態で、県内の特別支援学校における部活動の実施率は高いものの、卒業後も続ける、或いは新たに始めることはなかなか難しいと伺っています。
障がい者スポーツを推進する仕組み
例えば、本県の障がい者スポーツに関しては、団体の連携組織がないことから、競技団体の活動が把握されにくく、相互協力も難しい状況にあります。
こうした状況を改善し、障がい者スポーツを発展、普及させるために、一刻も早く、障がい者スポーツを推進する仕組みを構築していただきたいという思いから、昨年9月の県議会において、本県における障がい者スポーツの中心となる団体の必要性について質問をし、知事から、障がい者スポーツを推進していくため、団体設立に向けた具体的な取り組みを進めていくと答弁をいただきました。
団体設立について、東京パラリンピック競技大会に向けた機運の高まりを逃さないでほしいという強い思いもありましたので、今年9月の県議会で、改めて、団体の設立に向けた取組状況を質問しました。
知事からは、今年7月に県内の障がい者スポーツ関係団体で構成される設立準備会が立ち上がり、来年度には設立できるよう準備を進めて行くという答弁をいただきましたので、団体設立の準備作業が順調に進めば、間もなく、これまで県にはなかった新しい団体が設立されることになります。
新団体に期待すること
新たな団体は、様々な障害種別や競技を対象に、普及・啓発からトップアスリートの発掘・育成までを担うことを目指していくとのことですが、是非とも、選手だけでなく競技関係者の期待に応えられる団体が設立され、競技団体相互の連携促進はもちろんのこと、アスリートとしての活動も充実し、障がい者がスポーツを楽しむ姿や世界で活躍するパラアスリートの姿をより多くの方々に届けていくための力強い支えとなっていくことを心から願っています。
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