水源林づくりに尽力 神奈川トヨタ自動車(株)
神奈川県の約4割は森林であり、その多くが県北西部の水源地域に位置している。この森林が生み出す水源から水道水の90%以上を賄っている−。
国内の林業は停滞傾向にあり、森林保護活動の機会は激減している。そこで神奈川県では、県民・企業・団体の理解と協力を得ながら、水源地域の公的管理・支援する「かながわ水源の森林づくり」事業を97年4月にスタートさせた。
そして神奈川トヨタは97年、『プリウス』の発売を契機に、同事業への参加を表明。翌年、プリウスの販売台数に応じた寄付を行うと同時に、顧客と一緒に森林保護活動を行う「プリウス森木会」を発足し「水源林パートナー企業」の第1号となった。さらに、秦野市ヤビツ峠に「パートナー林」と呼ばれる活動拠点を設定。「プリウス森木会の森」と名付け、10年以上に渡り活動を続け、これまでに4000万円を超える寄付と、23回の自然保護活動を行って来た。
そして一昨年からは、より自然環境に恵まれた足柄上郡松田町の「やどりき水源林」に「プリウス森木会の森」を移転し、水源林づくりに尽力している。やどりき水源林は、酒匂川上流の中津川源流域にある水源林。尾根で囲まれた標高390m〜1272mの山腹斜面(約529ha)で、スギ・ヒノキなどの人工林や広葉樹林など多種多様な植物を一同に見ることができることから、水源の森林づくりを「見て学ぶ」「体験する」「交流する」場=「見本林」として活用されている。
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