平成23年度区予算案 子育てなど5分野に重点 地域特性を踏まえ1億4548万円を計上
横浜市がこのほど発表した平成23年度予算案の中で、区独自の取り組みを行う自主企画事業の概要が明らかになった。神奈川区は地域特性を踏まえ、5分野に1億4548万7千円を計上。岡田優子区長が掲げる「豊かな地域資産と地域力を活かし、『うるおい』と『にぎわい』を次世代につなぐ」を推進するため、『子育て』『健康づくり』『安全・安心』などに重点が置かれた予算案となった。
神奈川区は今年度、地域の特性を踏まえた課題に対応しようと、【1】心豊かにいきいきと暮らすための支援をする「子育て・健康づくり」【2】暮らしを守る備えとしくみづくり「安全・安心・セーフティーネット」【3】快適で活力が生まれる元気なまちを目指す「まちづくり・魅力アップ」【4】まちの美化や地球温暖化対策を推進する「エコ活・まちの美化」【5】正確で迅速な業務遂行と現場目線でぬくもりのあるサービスを提供する「区民サービス・区役所運営」の5分野を核に事業を進めていく。
その中でも区が重要事業と位置づけているのが、「こども・青少年元気づくり(1077万円」「生涯にわたる健康づくり(434万円)」「安全・安心の地域づくり(399万円)」の3つの取り組みだ。
「こども・青少年元気づくり」は、乳幼児から小中高生までの継続した子育て支援に取り組み、こどもが健やかに育つまちを目指す。具体的には、子育て交流会などを通じた新たな担い手の発掘や、ネットワークの拡充を図る。「生涯にわたる健康づくり」では、誰もがいきいき暮らせるよう、学校・地域の連携による食育の推進や、地域が認知症予防に取り組むための支援者養成などを行い、地域が主体となる健康づくりを進める。「安全・安心の地域づくり」では、地域防災力向上のために中学校と連携した地域防災拠点での訓練、地域防災拠点間の連携強化、区の対応力強化に取り組む。
今回の予算編成について区役所総務課は「区の特性を踏まえながら、中期4か年計画の確実な推進と基本目標の達成を目指します。そのために、全体の施策を5つの柱に位置づけ、3つの重点取組を定めました」と話している。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>