神奈川区(岡田優子区長)と区内六角橋にキャンパスがある学校法人神奈川大学(中島三千男学長)がこのほど、地域社会と大学教育の発展を目的に連携推進協定を結んだ。今後は、官学がタッグを組んで街の活性化に取り組むことになる。
今回の協定は、児童の健全育成を進めたい区と、教職を目指す学生に実践経験を積ませたい大学の思惑が一致して締結された。
神奈川区役所で行われた締結式で岡田区長は「大学の力を借りて、地域課題の解決や魅力向上に取り組んでいきたい」とあいさつ。中島学長は「地元地域の発展に大学が貢献できればうれしい」と話した。
神大では、横浜キャンパス教職課程の学生らが中心となって、2004年度から市内小中学校でのボランティア活動に取り組んでおり、2010年度からは横浜市の受託事業『神大・ユースサポート・プロジェクト(JYSP)』として、年間50人以上の学生が児童らに勉強を教えている。
同協定によると、今後はJYSPを発展させ、学生らは放課後に区内の学童施設などに出向き、児童育成事業に参加することになる。また、区内に拠点を持つサッカーJ2・横浜FCと連携した青少年サッカー教室の開催や、区内中学校吹奏楽部との交流事業も計画されている。一方、神奈川区役所では学生インターンシップの受け入れや、国際センターを活用した留学生との国際交流事業も予定している。
締結式にも同席し、学生ボランティアを見守る神大人間科学部の入江直子教授は「学生たちがボランティア活動を通して成長し、そのことが次世代の子どもたちの成長支援につながるよう、取り組んでいきたい。地域の方々に暖かく見守っていただきたいと願っています」と話している。
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