神奈川区の平成23年度区政運営方針が、このほど発表された。今年度の基本目標は「区民生活の『安心』と地域の『活力』を次世代につなげます」。東日本大震災を受けて、防災対策や電力供給不足対策、被災地支援などに取り組むことも盛り込まれた。
区政運営方針は、区が現状や課題などを踏まえて策定し、重点的に取り組む業務や目標と、それに向けた具体的な取り組みを示すもの。今年度は「安全・安心・セーフティネット〜暮らしを守る備えとしくみ〜」「子育て・健康づくり〜心豊かにいきいきと暮らす〜」「まちづくり・魅力アップ〜快適で活力が生まれる元気なまち〜」「エコ活・まちの美化〜省エネを意識したライフスタイルへ〜」の4施策が柱となった。
重点取組に位置づけられたのは3つ。「安全・安心の地域づくり」では、津波避難や帰宅困難者対策、備蓄品などの課題を検証・整理し、区の防災計画の見直しを進める。「子ども・青少年元気づくり」では、乳幼児から小中高生まで継続した子育て支援に取り組む。待機児童にも取り組み、子どもが健やかに育つまちを目指す。「障害にわたる健康づくり」では、若い世代から高齢者まで誰もがいきいきと暮らせるよう、学校と地域の連携による食育の推進や認知症予防教室の開催など、地域が主体となる健康づくりを進める。
組織運営としては、区民生活に何が必要とされているかを感じ取れる「最前線マインド」と、行政の縦割りや前例の壁を越えて考え、協力し合う組織「チーム神奈川」を掲げ、正確・迅速・丁寧なサービスを目指す。
同方針の詳細は、区役所ホームページで閲覧可能。
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