横浜市立青木小学校(田上恭孝校長)は、山形県鶴岡市立櫛引南小学校(五十嵐良克校長)と宿泊体験学習を通じた交流を行っている。10月7日〜9日には、櫛引南小の児童14人が横浜を訪れ、ホームステイを通じて交流を深めた。
「やあ、久しぶり」。子どもたちは、新しい友人との再会を喜んだ。青木小の6年生80人は9月25日〜27日にかけて、山形県鶴岡市(旧櫛引町)にホームステイしており、今回は櫛引南小の6年生14人が横浜にやってきたのだ。
この交流は、櫛引町の農協関係者が、平成6年に「庄内平野の米作り」の指導者として青木小を訪れたことがきっかけ。これを機に、希望者による2泊3日の農業体験を開始。平成11年からは、6年生が修学旅行として宿泊体験学習を行うことになった。児童たちは毎年、ホームステイを通じて稲刈りや果樹の収穫など、都会では味わえない生活を経験。町には『歓迎!青木小学校』と書かれたのぼり旗が、あちこちに立てられているという。
一方、住宅事情などもあり、受け入れが困難とされていた青木小側。当時のPTA会長・藤吉廣宣さんらが「温かい歓迎を受けてばかりで、我々も受け入れなければならない」と保護者に支援を呼びかけ、7年前にホームステイが実現した。「今は南小だけだが、人数的に櫛引町にある東小、西小も受け入れたい」と藤吉さんは意気込む。
青木小の田上校長は「人との触れ合いは、単なる修学旅行では経験できない」。櫛引南小の五十嵐校長は「都会での貴重な体験を通じて、郷土愛を改めて感じてほしい」と交流の成果を話す。櫛引南小の児童は、区民まつりに参加し花笠音頭を披露、両校で協力してリンゴの販売も行った。
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