生徒たちが非行防止や犯罪被害などについて話し合う「神奈川区中学校防犯サミット」が11月28日、神奈川警察署講堂で行われた。今年度最終となる今回は、区内7校の代表が集まり、それぞれの研究テーマを発表した。
区中学校防犯サミットは、2009年に港南区で始まったのをきっかけに市内で広まりを見せている。神奈川区では、小久保雅史署長が港南警察署から赴任したのを契機にスタート。2年目を迎えた今年度は、生徒会を中心に、区内の市立中学校の代表者7校・27人が参加。警察署からの犯罪情報の提供、各校によるテーマ選定を経て11月28日、第3回サミットが行われ、これまでの研究成果を報告し合った。
各校の発表はアンケートの集計や防犯関係者へのインタビューを通じて、課題を洗い出す学校が多かった。栗田谷中は劇『STOP!未成年の飲酒と喫煙』を製作。サミットでは自前に録画した映像を流した。松本中からは「子ども110番の家をもっと周知する必要がある」といった警察への要望もあった。
加瀬俊治生活安全課長は「これで終わるのではなく、自分たちで考えたテーマを持ち帰り、地域で広めてほしい」と総括していた。
各校の取り組んだテーマは、浦島丘中『携帯電話の被害について』、松本中『不審者』、錦台中『犯罪はなぜ起きるのか』、栗田谷中『未成年者の喫煙と飲酒の危険性について』、六角橋中『携帯電話、夜遊び、万引きを中心とした生徒意識調査』、神奈川中『神奈川中のブロックである白幡小・大口小、そして地域との協調を図りながら安心安全な学区作りを進める』、菅田中『あいさつ運動』。
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