2012年度自主企画事業 防災・子育てに重点 1億2900万円を計上
神奈川区がこのほど発表した2012年度編成予算の中で、区独自の取り組みを行う自主企画事業の概要が明らかになった。今年度は、地域特性を踏まえた30事業に1億2912万円が計上され、「地域防災力向上」「子育て」などに重点が置かれる予算となった。
自主企画事業(個性ある区づくり推進費)は、身近な市民サービスの拠点である区役所において、地域の特性やニーズに応じるため、自立的に編成する予算。神奈川区は今年度、「区民生活の『安心』と地域の『活力』を次世代につなげます!」をスローガンに、「安全・安心・セーフティネット」「子育て・健康づくり」「まちづくり・魅力アップ」の3つの施策を柱として事業を進めていく。
その中でも、区が重要事業に位置づけているのは3事業。まず一つは、「安全・安心・セーフティネット」施策(事業費2258万円)の地域防災力向上事業(同616万5000円)。大規模災害が発生した際に、行政の初動体制が整うまで、地域の自助・共助による災害対応が行われるよう、自治会・町内会や地域防災拠点などの支援を行い、地域防災力の向上を進める。
「子育て・健康づくり」施策(同2297万円)では、子育て・青少年元気づくり支援事業(同175万円)と、妊産婦訪問アドバイザー事業(同151万円)に重点が置かれた。子どもたちの成長過程において継続した支援に取り組むほか、妊産婦を対象に助産師などによる相談などを新たに実施する。
今年度の予算編成について区役所総務課は「共感と信頼の区政運営を基本として、神奈川区の魅力ある財産である地域の様々な活動主体との『つながり』をいっそう促進しながら、事業を展開していきたい」と話している。
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