6月に生涯学級講座「むかしごはん」の講師を務める 長谷川 さとみさん 松見町在住 53歳
オンリーワンになりたい
○…はまふぅどコンシェルジュやはまキッチン代表、横浜野菜推進委員を兼任するなど、野菜を通して食や農を伝える活動に奔走中。「明後日は薬膳の料理講座があって…」と、取材日以降もスケジュールでいっぱい。講師を務める「むかしごはん」では、「おふくろの味で料理上手」と「料理の基本ダシで作るおいしいごはん」の2回、レシピを披露する。
○…出身は愛知県小牧市。兼業農家で育ったが「私は手伝いよりも食べる専門だった」。飛行場が近くにあるため、空を飛ぶ航空機を見てキャビンアテンダントにあこがれた。中学・高校と硬式テニスに熱中、大学を中退したのち、縁あってキャビンアテンダントの仕事をすることになり上京する。「日本中を飛び回って、土地によって野菜の種類や使い方が違うことが勉強になった」。22歳で結婚、26歳の時に長女、30歳で長男に恵まれる。
○…子育ても一段落し、もともと野菜に興味があったことから、7年前に野菜ソムリエ初級を取得、その後中級を取得した。「一番になりたいってわけじゃないけど、オンリーワンの野菜ソムリエになって料理教室を開きたかった」。謙虚だが芯の通った性格で、夢の実現に邁進した。「何事も一生懸命」というモットーそのものだ。
○…休みの日には、夫とテニスをして汗を流す。夫の実家である島根県に毎月親孝行で訪れるが、「島根和牛って神戸牛の元なんですよ」と、ここでも食に関する豆知識を教えてくれた。お気に入りの横浜の野菜は小松菜で「季節ごとに味も違うし、生でもおいしいんです」と、食べ方も野菜ソムリエらしい。長女が結婚し、今は夫と長男と3人暮らし。子どもたちはほとんど好き嫌いがないという。「今は普段の食材で作れる薬膳レシピを考案中。ソムリエらしく、簡単ですぐに作れる工夫をして、野菜の力を伝えたい」と夢は尽きない。
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